相続税は一定の期間までに現金で一括払いしなくてはならないため、なかには手元の現金が足りず支払えない方も少なくありません。
その際にどのような措置があるのか、またそのような事態にならないために生前から対策できることはあるのでしょうか。
そこで今回は、土地の相続税が支払えないときに融資を受ける方法はあるのか、メリットと生前にできる対策を解説します。
土地の相続税が払えないときの対処法「融資」を受ける方法は?
相続税が支払えないときは銀行から融資を受けられるので、まずは銀行の窓口に足を運んで相談にいきましょう。
実際に融資を受ける際は、土地や建物などの不動産を担保に入れる必要があるため、事前に権利証を用意しておくと手続きがスムーズに進みます。
また、連帯保証人も必要になるので、誰を連帯保証人とするのかを決めておくことをおすすめします。
現状の市況においては、不動産を担保にして受けられる融資は低金利ではあるものの、住宅ローンと比較すると高金利での借り入れとなることに注意が必要です。
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土地の相続税の融資のメリット・デメリットとは?
土地の相続税を支払う際に融資を受けることのメリットは、利率が低い可能性があることです。
相続税を支払えないときには、その税金を分割にして支払う「延納」と呼ばれる方法もありますが、延納には利子税が発生します。
延納時の利子税と比較して融資の利率が低かった場合、融資を受けたほうが良いでしょう。
一方、デメリットとしては、すべての方がスムーズに融資を受けられるとは限らないことです。
銀行からの信用がある方ではないとお金を借りられないため、過去に滞納していて信用情報に傷がある方は難しいでしょう。
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土地の相続税が払えなくなる前にできる生前の対策とは?
相続税が払えなくなる前にできる生前の対策としてまずやるべきことは、資産の現状把握です。
どのような財産がどれくらいあるのかを把握してから相続税を計算し、現状手元にある現金で支払えるのかを確認してください。
現金で一括払いが難しい場合は、不動産などの資産を売却して手元の現金を増やすことが必要になります。
また、事前に相続税を把握しておけば相続時の特例を有効に活用できるため、遺言を作成して誰がどの資産を相続するのかを決めておくことが重要です。
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まとめ
相続税が支払えないときは銀行から融資を受けられるので、まずは銀行の窓口に足を運んで相談にいきましょう。
生前に資産の現状を把握して、相続税が手元の現金で支払えるのかを確認することが重要です。
支払えない場合は、不動産などの資産を売却することをおすすめします。
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